今回はWinActorのv7.2以降に追加された便利な機能や以前より改善された機能などをまとめてみました。
ちょっとしたことですが、今まで手間だなーっ思っていたことが改善されるかもしれません✨
1.フルパス(絶対パス)の取得方法
WinActorで必ず必要になってくるフルパス。
シナリオ内で作成したり、取得したりする方法ももちろんありますが、テンプレートを使う場合などはフルパスを初期値に入れておくことが必須ですね。
取得方法①
取得したいファイルなどをシングルクリックしてから、「shift+右クリック」⇒「パスのコピー」
取得方法②
ドラックアンドドロップ。
v631あたりからドラックアンドドロップして、直地にフルパスを転記する方法はありました。しかし変数の初期値には使えないものでした。現在初期値にも入れられるようになったので、かなり便利になりました!
2.Cloud Library
皆様、Cloud Libraryは利用していますか?
以前からあったものですが、「ライブラリダウンロードツール(WABAgent)」がWinActorをDLしたときに一緒にDLでき、すぐに利用可能になりました。v721では、ツールメニューから起動できます。
※Cloud Libraryとは。
ATサイト上のプチライブラリやスイートライブラリを簡単に呼び出し、DLできる機能。
3.ようこそ画面へリンク追加
v7からWinActorを起動すると、「ようこそ」というトップ画面がでてくるようになりました。右側がリンクスペースになっているのに気付いた方もいらっしゃると思います。FAQサイトやマニュアルの場所などWinActorに関する情報がこちらに集約されています。
最新のv721では、ブラウザの拡張機能もツールメニューから選択できるようになりました。フォルダから探さなくてもいいので、便利になりました!
4.変数初期値の改行
WinActorで取得したところに改行が入っていたら取り除いたり、逆に改行を入れることは以前からできました。
しかしメール本文など改行をして表示したいものはテキストファイルに一旦起こしたりしていました。
v721からは変数の初期値内に改行がきくようになりました。
これによって、短い文書であれば初期値に設定しておくのもいいかもしれません。
5.フローチャート操作性の改善
v6のときに、ノードがうまくシナリオ本体に入らない。。。。と、苦戦した方も多いと思います。意図しない場所にノードが入ってイライラ💢なんてことも多かったのではないでしょうか。
これが改善され、どこにノードが入るかを⊕ボタンで目視できるようになりました。
6.コピー&ペースト
今までのコピー&ペーストは、キーボード操作の「Ctrl+C,V,X」などで行うだけでした。
バージョンが上がって、マウスでの「右クリック→コピー、切り取り、貼り付け」はできるようになりました。
7.変数の一括削除
皆様、変数内に「一括削除」というアイコンができたのご存じでしたでしょうか。これは使ってない変数を一括で削除してくれるアイコンです。
どうしても使ってないものをそのまま残しておくとシナリオに負荷がかかったり、実際どれが正しいのかが分からなくなったりするのでこの辺もいつも整理しておくのは良いと思います。
8.シナリオファイル呼び出し
v720から新たに加わった、シナリオ呼び出し機能。
その名のとおり、別のシナリオファイルを呼び出して実行することが可能になりました。今までの「シナリオGoto」では、元シナリオの途中から戻ることができませんでしたがこのノードでできるようになりました。
これによりシナリオの部品化ができ、複数シナリオで共有することによって作成や管理の工数削減ができますね。
9.UIオートメーション
アプリケーションのユーザーインターフェイス要素を識別して操作を行うMicrosoft UI Automationを利用した新しい記録モードです。
今まで画像マッチングやエミュレーションでしか操作できなかったアプリケーションに対して操作が行えるようになりました。
10.スクリーンセーバー解除機能
v720から提供されているこの機能を利用すれば、スクリーンセーバーを解除しなくても利用できるようなりました。v721からはWinActor起動前にスクリーンセーバーが有効になっていても解除ができるようにもなりました!
事前設定が必要になりますので、マニュアルを確認してぜひ試してみてください。
皆様、いくつご存じでしたか??
意外に気づかないうちに便利になっていることって多かったのではないでしょうか。
ユーザーの声を聞いてくれる、WinActor開発者様様です❕❕
WIDもシナリオ作成者様のお手伝いをしていますので、お困りごとがあればぜひご相談ください💡