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RPAツール:WinActorを使ってファイル操作する方法をまとめました -初心者向け-「ファイル検索」

RPA WinActor データでビジネスをもっと面白く エンジニア

WinActorでファイル名が特定できない複数のファイルを操作したい場合、どうすればいいの?の声にお答えする第3弾!
今回は、似たような名前のファイル名の中から特定のファイルのみを取得する方法をお教えします!

前回までの記事は、以下を参照してください。

 

▼第1弾

▼第2弾

 

たとえば、以下のように「報告書フォルダ」に作業報告書が複数あるとします。

報告書フォルダ

似たような名前のファイル名の中から、【2019年の作業報告書】を処理したい場合どのようにすればいいのでしょうか??
前回の「先頭ファイルの取得」ライブラリや「ファイルリスト作成(拡張子指定)」ライブラリでは、2019年の作業報告書を取得するのは簡単ではありません。

こういった場合には「ファイル検索」ライブラリを利用しましょう!
WinActorライブラリ▶13_ファイル関連▶04_ファイル一覧▶ファイル検索

 

「ファイル検索」ライブラリを利用すると、プロパティ内の『ファイル名フィルタ』で取得するファイルのファイル名パターンを設定できます。

ワイルドカード(※)を利用できるので、【2019年の作業報告書】を処理したい場合は「作業報告書_2019*.csv」と『ファイル名フィルタ』に設定しましょう。

(※)ワイルドカードとは
文字列の指定や比較、探索などを行う際に、任意の、あるいは特定のパターンに一致する文字列を表す特殊な記法や記号のこと
「?」 ・・・ 任意の1文字列を表す
「*」 ・・・ 長さ0文字以上の任意の文字列を表す

「ファイル検索」ライブラリのプロパティは以下のようになります。

ファイル検索プロパティ

インデックス番号では、検索したファイルの何番目を取得するのか指定できるので、
検索したファイルをすべて処理したい場合は、インデックス番号を変数にして(ここでは変数cnt)、「カウントアップ」させましょう。

完成シナリオ

 

どうでしたか?
ファイル操作するライブラリの中では、イメージしやすく使いやすいのではないでしょうか。

これまで、ファイル操作するライブラリを紹介してきましたが、いよいよ次回で終了です。
「ファイル一覧(ファイル数)取得」ライブラリと「ファイル一覧(ファイル名)取得」ライブラリを使って、シナリオを作成したいと思います。

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