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for Ideal Design

こんにちは。ワークスアイディの奥西です。
何かとビジネスを語る上で
スポーツに例えて話をすることが多い私でございます。

現在は地域のサッカーチームのファンクラブに入り
定期的にスタジアムに観に行っています。

サッカーに限らず、テレビやネットで放送される注目のスポーツは
種目関係なく観てしまいますね。

スポーツの業界もデジタル時代に入り、
「興行ビジネス」から「データビジネス」へと変革していっていますね。

スポーツ省が2022年3月25日に策定した第3期「スポーツ基本計画」の施策の中に、
「スポーツ界におけるDXの推進」が挙げられているように国がスポーツDXを後押しし、
今後さらに注目されていくと思われます。

今回はスポーツ観戦が好きな素人レベルの考えではありますが、
ファン視点からの「スポーツから学ぶDX」をテーマに考えていきたいと思います。

︎リアルスポーツ観戦の体験の変化

スポーツ観戦と一口に言っても、
現在はリアル、ネット、スポーツバーなど様々な選択肢がありますが、
今回は私の好きなサッカーをスタジアムで観戦するときに感じた、DXによる体験の変化を挙げていきます。

1. チケット購入のデジタル化

横長の紙を入場口でちぎるパターンが、これまでのアナログ時代のチケットでしたね。
チケットの購入も長蛇の列に並ばないといけないこともありました。

今では、オンラインチケット購入が前提となり、
いつでもどこでも簡単にチケットを手に入れることができるようになりました。

スタジアムの入場も、スマートフォンでQRコードをかざすことで入場が可能となりましたね。

2. スタジアム内での座席迷子の課題

初めて行くスタジアムで、座席が見つからずウロウロした経験はないですか?
私も、スタッフさんを探して場所を尋ねた経験があります。

今ではスマホアプリに、スタジアムのマップやナビ機能があったりします。

観客は簡単に自分の席を見つけたり、
目当てのフードや最寄りのトイレを探したりできます。
これもデジタル化による課題解決ですね。

3. 参加型のエンターテインメント

よく試合前やハーフタイム中に、お笑い芸人さんがトークしてくれたり、
ダンスチームのショーがあったりと、イベントが開催されています。

最近では巨大なディスプレイやスコアボードを使って、ファン参加型のイベントも行われています。

それもスマホアプリを通じて、リアルタイムでクイズに参加したり、
一緒に踊ったりと試合以外でのエンタメが充実し、リアル観戦の良さが一層増しました。

4. フードのスマホオーダー

これは事例ではなく個人的な提案なのですが…。

飲み物は売り子さんが座席まで販売してくれます。
電子決済も出来るようになり、便利になりました。

しかし、一方でフードには課題に感じています。
要因は、観客の行動パターンが一致するということです。
試合前やハーフタイムに食べ物を買いに行くと、行列で諦めるケースがありますよね。

更に、複数の店にまたがる買い物は尚更ですし、
飲み物も買うと、手で持てる量の制限がかかってしまいます。
また混雑した時間をずらそうと試合中に席を立つのは、
いいところを見逃してしまうかも、と何か悔しい気持ちになります。

そこで私としては、座席からスマホで注文できる仕組みを提案したいです。

便利なのは勿論のことですが、行列や混雑も緩和します。
お店としてもレジの作業がなくなり、売上機会は増え、データ活用も容易となっていきます。

既に実現しているスタジアムもあるのかもしれないですが、
どんどん普及していってほしいです。

DXで変わったスポーツの映像表現

1.スポーツ観戦が変わるデジタル構想

スポーツ観戦体験の変革には、AR(拡張現実)VR(仮想現実)
利用した新しい観戦方法が生まれています。

例えば、試合会場にスマホを向けると試合の情報が表示されるARや、
自宅にいながらスタジアムの雰囲気を体験できるVRなど、
まだ実証実験の段階ではありますが、観戦方法が進化しています。

参考:12月13日(日)ザスパクサツ群馬戦において「au 5G体感シート」を実施!(アルビレックス新潟)
参考:バーチャルファンエンゲージメント: マンチェスター・シティとの実証実験(SONY)

デジタルはスポーツ業界全体に革新をもたらし、
ファン体験の向上、新たなファン層の開拓、そしてクラブとファンとの繋がりにも貢献していると思います。

2.VARの導入

スペイン戦での三苫の1ミリが記憶に新しいですよね。

ビデオアシスタントレフェリー(VAR)は複数の角度からの映像で
試合中の重要な判定をサポートし、誤審を減少させる
スポーツの公平性を高める革新的なルールです。

その映像を観客も同時に見ることができるので、
試合会場もリプレイ見ながら大盛り上がりしています。

試合のジャッジをオープンにした取り組みは
スポーツだけではなく、ビジネスでも同じことが言えるのではないかと思います。

3.ドローンでの撮影

ドローン技術を利用した試合撮影は、観戦体験を一新しています。

「ラグビーワールドカップ」ではこのカメラアングルが視聴体験を変えてくれました。

空中からの撮影により、従来のカメラでは捉えることのできなかった
アングルやプレーの細部まで明らかにし、ダイナミックな視覚体験を提供します。

今までにないアングルでのプレーの動画も増えていますよね。
選手の細かいテクニックや表情が見れて技術の凄さがより一層分かるようになりました。

DX時代のスポーツの特徴

熱狂するファンDX(デジタルトランスフォーメーション)がもたらすスポーツ界の変革で、
ファンの熱量がより高まったと感じています。

SNSを通じてクラブや選手との交流も増えましたし、
ファンの参加型イベントやグッズ販売、情報の収集や共有方法。
そして、リアル体験の質そのものが変わりました。

私の体験談からしても
オンラインでの繋がり方と、リアルでの体験が融合して、熱狂が生まれていますね。

DXがファンとスポーツの新たな関係を築く基盤となっています。

サッカーにおけるデータ活用について

サッカー界におけるデータの活用は、試合の分析、戦略の立案、選手のパフォーマンスの可視化など
今ではデータ分析をすることは、当たり前になっています。

プロの世界でなくても、分析チームを作っているスポーツチームは増えており、
相手チームを分析をして、自身のチームの戦術に落とし込んでいきます。

また、ファンや視聴者に対しても、
リアルタイムで試合や選手の動きや走行距離をデータで可視化したり、
統計を活用して、どちらのチームが勝利するかの確率を出したりしています。

それぞれのチームや選手のパフォーマンスをデータで観客に提供することで、
スポーツ観戦の体験をより楽しくしてくれます。

データから解釈を生むことで、ファン同士のコミュニケーションも生まれますし、
新たなファン層を開拓するための重要なツールとなっています。
データ活用はビジネスにも学べるところが多いですね。

まとめ

スポーツDXは日本国内だけの話ではないので
海外での取り組みも含め、デジタル化は進んでいますね。

トレーニングにもデータを活用して、疲労感や負荷量、
それぞれのパーソナルに合わせた最適なトレーニングなどにも活かされています。

今後は更にVRやMRを活用して観戦体験を変えていってくれそうです。

冒頭にも書きましたが
「興行ビジネス」から「データビジネス」への変革
スポーツの発展と進化に繋がっていると考えます。

スポーツDXに目が離せないですが、ビジネスDXも同時に推進していきます!!

是非、皆さまの会社でも「スポーツから学ぶDX」について
社内で議論してみてください。

それでは本日もGOOD JOB!!

データサイエンスはこちら

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