こんにちは。ワークスアイディの奥西です。
2025年は “AIエージェント元年” と呼ばれるにふさわしく、
多くの大手IT企業がAIに関連する新サービスを続々と発表しています。
私たちワークスアイディにもAI活用に関するご相談が急増しており、特に多いのは
- ビジネスプロセスで具体的にAIをどう取り入れるべきか
- AIエージェント活用のイメージがつかめない
といったお悩みです。
個人レベルでのAI活用は進んでいる一方で、業務プロセス全体への活用には
そこで今回は
皆さまと一緒に考えていきましょう。
IT進化の流れ ~ オフコン・インターネットそしてAI時代へ ~
まず、これまでのITの歩みを振り返ってみましょう。
オフコン時代
人がシステムに合わせて業務を進め、定型業務を担当者が手作業で処理し、
システムはそのサポート役でした。
インターネット時代
システムは、定型業務を効率よく処理するだけでなく、業務フローの中核に。
ネットワーク経由の情報連携やワークフローのオンライン化によって、
効率化やペーパーレス化が進みましたよね。
ただ、
業務システムの主役は “人” でした。
AI時代
主役となるのは “システム(AI)” へと移ります。
例えば、生産計画や在庫管理、発注業務などの最適化をAIが自律的に行い、
人は、その結果の確認やイレギュラー対応など、より付加価値の高い業務へシフト。
実際に、ある物流会社では、
AIによる自動応答で月間300時間もの業務削減が実現した事例もあります。
従来の “AI導入プロジェクト” は “顧客体験向上プロジェクト” へと進化。
AIを前提とした変革意識によって、
「AIと共に働くことで仕事が進化する」というポジティブなマインドを
従業員から獲得できたことも大きな成果となりました。
AI時代に求められる業務プロセス設計の特徴
―― 業務フローを “AIありき” で再設計。
単なるRPAによる自動化だけでは十分な変革は生まれません。
例えば、これまでバラバラに処理されていた紙やExcelベースの申請・承認は、
AIが関連データを統合的に管理し、必要なタイミングでのみ人に意思決定を促すなど、
“AI起点” の業務設計が現実のものとなってきていますね。
AIが得意とする領域(明確なルールや膨大なデータ処理)はAIに任せていきましょう。
人は「創造」「企画」「最終意思決定」「例外対応」など、
実際に、営業担当者からは
- ルーティンワークから解放され、本質的な営業活動に集中できるようになった
- 新規案件の発想が生まれやすくなった
と好評です。
AIの活用で、「仕事の質」が大きく変わりはじめています。
プロセス設計の起点は「AI・データ」へ
―― AIは人に取って代わるものではない。
そんな共存型プロセスが拡がるでしょう。
注目したいのは、業務設計の起点が
“この仕事を誰が担当するか” から
“どのデータをどう活用するか” へと変わる点です。
例えば、構造化された数値データだけでなく、業務マニュアルや議事録、
過去のトラブル履歴、音声や画像・動画データまでもナレッジとしてAIに組み込み、
プロセス設計を行うことが今後のカギとなります。
ベテラン社員の暗黙知をAIに取り込むことも、これから重要なテーマになるでしょう。
まとめ
AIは単なる自動化の道具にとどまらず、
組織文化や業務設計そのもの、人の役割、仕事のあり方まで大きな変革をもたらします。
AI時代の業務プロセスの再設計は、新しい働き方と顧客体験創出のきっかけとなるでしょう。
テクノロジーを柔軟に取り入れ、
ぜひ、皆さまの職場でも「AI時代の業務プロセスとは?」を一緒に考えてみてください。
\ご相談もお気軽にどうぞ!/
それでは、本日もGOOD JOB!!
ワークスアイディは、「『働く』をデザインする」をコンセプトに、企業の課題解決をサポートします。
▼こちらもおすすめ