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マルチモーダルAIが業務の『変化と体験』を加速させる – AI進化がもたらす“仕事のアップデート”とは –

DX 業務改善 AI 仕事 IT 変化と体験

こんにちは、ワークスアイディの奥西です。

人型ロボット(ヒューマノイド)『NEO』が話題ですね。
数年後、家庭で家事を手伝う人型ロボットと人がともに暮らし、職場でも“大型新人”としてロボットと働く日が来そうです。

飲み会は来てくれないかもしれませんが…仲良くしていきたいと思っています。

私は[データ活用]や[AI伴走支援]を行うなかで、単なる“効率化”や“人件費抑制”を超えて、現場の暗黙知が可視化され、業務に変化と体験が生まれる瞬間にやりがいを感じます。

こうした経験から、
データやAIが変えるのは業務だけでなく、組織ナレッジ・マインド・企業文化そのもの
だと実感しています。

そこで本日は、AI進化に伴う業務の『変化と体験』がもたらす“未来”について、一緒に考えていきましょう!

マルチモーダル化がもたらす新しい業務体験

多くのAI活用は[テキスト入力+テキスト出力]が中心ですよね。
私も音声を使うことはありますが、主にはテキストが中心です。
ただ現在は、[音声][映像][画像]などもAIが判断可能となり、ビジネスを大きく変え始めています。

いわゆる『マルチモーダル(Multimodal)』です。

マルチモーダルとは、テキスト・画像・音声・動画など、複数の異なる種類のデータ(モダリティ)を組み合わせて処理・理解する能力を指します。

◆実務のイメージ

📝商談・会議

出席者の音声・発言内容・表情・チャット・ホワイトボード記録をAIがリアルタイム分析。
誰が関心を持ち、誰が懐疑的かを可視化し、次のアクションを提案します。

まさに“空気を読むAI”が営業や会議を支援し始めています。

☎️問合せ受付/カスタマーサポート

電話の音声+画面共有+チャットログから、ナレッジやフローを設計し、顧客の[課題感][感情変化][未発言ニーズ]を把握してAIが回答。

ワークスアイディでも複数情報を組み合わせた応対支援を提供し、現場で成果が出始めています。

🔩製造現場

作業動画+音声メモ+作業者記録を統合し、“手順の改善余地”を発見。
人では気づけない微妙な動き・傾向をAIが検知します。

さらに作業マニュアルや過去映像をもとに、新人へ音声と映像で『指導』まで行えるようになります。

こうしたマルチモーダルAIによって、単なる業務効率化を超え、次世代の働き方が実装されつつあります。
特に『感情・意図・非言語情報』を含む場面、人が関与する現場でこそ効果を発揮していきますね。

属人化から組織の『知』をつなぐ時代へ

AIの進化は「画像も音声も扱える」だけではありません。
見逃せないのは、AIが“文脈を理解し、知識を統合する力”を手に入れつつあることです。

つまり、社内文書・議事録・メール・チャットログなど、人しかつなげられなかった点在情報(組織知)を、AIが横断的に結びつけて理解し始めています。

〈例1〉知識継承

ベテランの経験知をAIが読み取り、「似た状況ではこう判断すべき」という形で、議事録や作業報告、日々のメールからナレッジを提示。

言語化が難しかった領域で、AIが“橋渡し役”を担います。

〈例2〉経営判断

社内チャット・過去プロジェクト資料・外部ニュースやレポートを統合し、意思決定のためのシナリオを自動提示。

人は資料探しから解放され、“次に取るべき選択”に集中できます。

これまで企業のナレッジは人に依存し、個人の頭の中に留まりがちでした。
(私も例に漏れず属人化の道を歩んでいます…。)

しかし今後は、AIの文脈理解力によって“知の民主化”が進み、誰もが必要な時に必要な知識へアクセス可能に。
組織全体が記憶し、学習し続ける存在へ変わっていきます。

経験の蓄積は『人だけの資産』ではなくなり、“人+AI”がともに成長する時代が始まっています。

まとめ

マルチモーダル化でAIは『人の感覚』を、コンテキスト理解で『人の文脈』を読み始めました。
AIはもはや効率化の道具ではなく、“組織の知をつなぎ、働き方を進化させる共創パートナー”です。

これから企業に問われるのは、『業務の自動化』から『知的生産性の最大化』へ、DX/AXの舵を切れるかどうか。
社員の判断や行動をデータとして蓄積し、AIとともに組織全体で知を活用して、意思決定の精度とスピードを高める。

目指すのは“知識が巡る組織文化”の実現ですね。

「AIに任せて安心=人が考えなくていい」ではなく、「AIのおかげで人が創造的になれる」への転換が重要。
ぜひ、皆さまの会社でも『AIの進化』について議論してみてください。

企業でのAI・データ活用はユースケースも増えています。
お気軽にご相談ください!

それでは、本日もGOOD JOB!!

 

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