WinActorでファイル名が特定できない複数のファイルを操作したい場合、どうすればいいの?の声にお答えする第4弾!
いよいよ最終回です!
前回までの記事は、以下を参照してください。
▼前回までの記事
今回は、「ファイル一覧(ファイル名)取得」ライブラリを利用した操作方法をお伝えします。
「ファイル一覧(ファイル名)取得」ライブラリは、「ファイル一覧(ファイル数)取得」ライブラリとペアで使います。
WinActorライブラリ▶13_ファイル関連▶04_ファイル一覧▶ファイル一覧(ファイル名)取得
WinActorライブラリ▶13_ファイル関連▶04_ファイル一覧▶ファイル一覧(ファイル数)取得
たとえば、以下のように「報告書フォルダ」に作業報告書が複数あるとします。このフォルダのファイルを全て処理したいとします。
この「報告書フォルダ」にはフォルダ数1、ファイル数は23存在しますが、「ファイル一覧(ファイル数)取得」ライブラリで取得できる「ファイル数」は、フォルダ数とファイル数を足した24となります。
「繰り返し」ノードでファイル数分、処理を行えばよいのですが、このままではフォルダも処理されてしまいます。
でも大丈夫です!
「ファイル一覧(ファイル名)取得」ライブラリのプロパティを見てもらうとわかりますが、種別でファイルかフォルダかの判断ができます!
種別では、ファイルの場合 true が、フォルダ(ファイル以外)の場合は false が設定されます。この種別を用いてシナリオを作成すると、以下のようになります。
また、上記プロパティのカウンタは 0 から始まるため、「繰り返し」ノードの条件式設定の比較演算子は小なりイコール(≦)ではなく、小なり(<)で設定してくださいね。
「変数 cnt ≦ ファイル数」 ではなく、 「変数 cnt < ファイル数」
※「変数 cnt ≧ ファイル数」 になるとエラーになります。
いかがでしたか?
全4回、ファイル検索関連ライブラリについてご説明しましたが、それぞれ特徴があるので、臨機応変に使い分けできるといいと思います。
以下にまとめてみました!
プチライブラリ にも「ファイル検索(サブフォルダを含む)」ライブラリなど便利なライブラリが追加されていますので、そちらも見てみてくださいね。