こんにちは、ワークスアイディの奥西です。
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最近ではお客様のニーズにお応えし、
今回はビジネストランスレーターの役割やその必要性についてコラムにまとめましたので、ぜひご一読ください。
それでは、「ビジネストランスレーター」について一緒に学んでいきましょう!
ビジネストランスレーターとは?
デジタルトランスフォーメーション(DX)を進める企業において、ビジネストランスレーターは
ビジネスの要求をデータ活用視点で理解し、データサイエンティストやエンジニアに伝え、効果的な課題解決策を導き出すのが彼らの使命です。
ビジネストランスレーターには、経営戦略やマーケティング、AIやデータ分析の基礎知識など、ビジネスと技術の両面に精通していることが求められます。この架け橋的な役割が、DX成功の鍵として注目されています。
ビジネストランスレーターが求められる背景と役割
DX推進にあたり、
デジタル化の「D」は進んでも、その先の「X」(トランスフォーメーション)が追いついていないケースが多く見られます。
ここで、ビジネストランスレーターが登場します。
彼らはビジネスチームの課題や機会を理解し、データ分析結果をビジネス戦略に活かせるようフィードバックすることで、DX推進の加速を支えます。
例えば製造業で、ビジネストランスレーターが需要予測を改善した事例では、生産計画が最適化され、コスト削減につながりました。
ビジネストランスレーターに求められるスキル
特に重要な3つのスキルをご紹介します。
1,ビジネス理解力
ビジネスプロセスや業界知識を深く理解し、価値をもたらすデータを見極める力が求められます。
- 企業や事業の中長期的な経営戦略への理解
- 利益を生み出す顧客に対する理解
- 財務諸表を読み解くなどの会計知識
…等、ビジネス全般に求められるスキルが必要となります。
2,データサイエンスの基礎知識
AIや機械学習、データベースの基本的な知識が必要です。
完全に理解している必要はないものの、データ分析の流れや使用するアルゴリズムの基礎など理解しておくと、技術チームと円滑に連携できるようになります。
3,プロジェクト推進力
分析担当の技術者と経営層・事業部門をつなぐコミュニケーション能力が必要です。
技術チームにはビジネス目標を理解させ、ビジネスチームには技術的な内容を分かりやすく説明できなければなりません。
DXプロジェクトを推進させるビジネストランスレーターの重要性
DXプロジェクトは多くの企業で停滞しがちです。その背景には以下のような理由が考えられます。
しかし、ビジネストランスレーターが介入することで、これらの課題が解消され、プロジェクトが円滑に進みます。
1,ビジネス部門とIT部門のコミュニケーション不足
DXプロジェクトでは、ビジネス部門とIT部門の間にギャップが生まれがちです。
ビジネストランスレーターは、両部門の目標を調整し、共通の理解のもとで
2,データがあるが、ビジネスに活用できていない
多くの企業は豊富なデータを所有しているものの、活用方法がわからずDXが進まないことが多いです。
ビジネストランスレーターがいることで、
3,経営層のデータリテラシーの欠如
経営層がDXやデータ活用の意義を十分に理解していない場合、プロジェクトの投資や推進力が不足してしまいます。
ビジネストランスレーターがこのギャップを埋めることで、
まとめ
ビジネストランスレーターは、デジタル時代においてビジネスと技術の橋渡し役を果たし、データ活用を促進することで企業の競争力強化に貢献します。
ビジネストランスレーターの育成には時間とコストがかかりますが、長期的に見ればDXの実現に向けて大きなメリットをもたらします。
組織全体にデータ活用を浸透させ、DXを加速させるための重要な役割として、「ビジネストランスレーター」についてぜひ社内で議論してみてください。
また、DXプロジェクトの推進については、ぜひワークスアイディにご相談ください!
それでは本日もGOOD JOB!!
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