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for Ideal Design

デジタル庁が2021年9月1日に発足され、今では、毎日のように「デジタル」というワードが新聞やニュースで飛び交っていますね。
各社デジタル人材の争奪戦となっており、外部から優秀なデジタル人材を確保するのは困難ですよね。

そもそも、国内において社会のニーズと比べてみても、デジタル人材が不足しているという点が大きな課題となっています。

私も普段、様々な企業様に出入りさせて頂いておりますが、デジタル人材(IT人材)が充足しているという話は聞いたことがありません。
どこの会社も「デジタル人材」が不足していると感じていますよね。

さて、本日は「データサイエンスの発展について」復習も兼ねてワークスアイディ ビジネスデザイナーの奥西がなるべく分かりやすくお届けします。

■データ活用がもたらす効果とは

世界的に見ても、昨今では、データを活用している企業が安定的に収益を得ている傾向がありますよね。

実際にデータ活用がもたらす経済効果として調査された研究も発表されています。
総務省「ビッグデータの流通量の推計及びビッグデータの活用実態に関する調査研究」

また業界のリーダーは競争優位性を更に高める為に、データを深く解析されていますよね。
「データは21世紀の資源」というのは、既に現実的な社会で大きく影響してきています。

この事から分かる様に、米国のGAFAMや中国のBATなど、世界的に時価総額が高い企業、すなわち企業価値が高い企業はデータをフルに活用しています。
情報通信やIT企業だけではなく、様々な産業のリーダーはデータの恩恵を事業で得られているということですね。
その成果もあり、圧倒的なシェアを拡大し、業界全体を席巻する企業へと成長していきました。

企業の存続や生き残りをかけて、21世紀の資源と言われる「データ」を活かすことが、ビジネスへのインパクトに大きな影響を与えるということですね。

「Digital or Die」デジタル化するか、死ぬか。

恐ろしいワードを聞いたことはありますでしょうか。
活用せざる終えないということですね・・・。

■データサイエンス発展の歴史

今では「デジタル人材育成」の職種の中でよく「データサイエンティスト」が上げられます。

当社でも、ビジネスインテリジェンス部やデータサイエンス部があります。
統計解析や機械学習・AIを活用し、匠の技術に変革を!!をテーマに取り組んでいます。

皆さまの会社ではデータを活用するチームの名称はなんでしょうか。
もしかするとデータ分析チーム自体が存在していないという場合もありますよね。

現代では「データサイエンス」という言葉の定義となっていますが、過去の背景からデータサイエンスの発展を見ていきましょう。

今から約25年前は、「統計学者」と言われてました。
統計学者は、データを集めて、処理を行い、統計の手法を適用させることが役割でした。

そこから、データ量が急速に増加し、技術の進歩が起こり、データからパターンを抽出することができるようになったんですね。

そこから生まれたバズワードが、「データマイニング」という言葉なんです。
更にそこから、新たなモデルを開発し、精度が向上していったんですね。

もちろんハードウェアの進歩もあり、大量のデータを短い時間で複数モデル解析ができる様になり、
「データマイニング」から「予測分析」へと進歩していったということです。
統計学者の仕事内容が変化したということではなく、技術の進歩やデータ量の増加、ハードウェアの進化に伴い、領域が広がり、分析精度が高くなっていきました。

現在では機械学習やディープラーニングといった技術を活用する「データサイエンティスト」として定義されていった、という背景と歴史があるんです。
振り返ってみても、ここ最近では、進化、進展は急速に進んでいます。この流れは益々加速していきそうですね。

また「データ〇〇」という言葉が横行していて、理解がしずらいということもよく相談いただきます。

例えば、
データ分析、ビジネス分析、データアナリティクス、データインテリジェンス、データサイエンス、機械学習 など・・・

言葉の定義から理解や認識を浸透させていくことも大切なことですよね。
また、それぞれの違いや役割については、コラムでご紹介したいと思います。

是非、皆さまの会社で「データ分析」をしている方が普段どの様な分析や解析をしているのか聞いてみてください!