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for Ideal Design

こんにちは。ワークスアイディの奥西です。

2023年8月30日からグーグルが、
生成AIを使った検索サービス「Search Generative Experience(SGE)」の
日本語版をテスト公開を始めましたね。
「生成AIでググる」に進化していきます。

一方通行の検索から、対話型になるとより深い情報を獲得できそうで楽しみですね。

今後はインターネットでの誤った情報の拡散が少なくなると良いですね。

ハタシロク(YouTube番組)

さて、本題に入る前に1つ宣伝させてください。

ワークスアイディのキャンスタ編集部メンバーでYouTube番組をはじめました!!

番組のコンセプトは、
「ハタラク」×「オモシロク」=「ハタシロク」

働く人が、仕事のアイディアを発掘し、自分達の仕事をデザインしていく番組です。

まだまだ不慣れなで緊張感漂う動画ですが、思考錯誤しながら皆さまと一緒に楽しめる番組にしていきますので、応援よろしくお願いします。

動画の更新は不定期ですが、皆さまから頂いた投稿をテーマを基に
「ハタシロク」していきます!

DX推進は「専門部署」を作るべきか?

さて、本題です。
2020年から2023年の3年間で多くご相談いただいたテーマです。

DX推進は「専門部署」を作るべきか!?

「社内業務」のデジタル化から、「顧客視点」のデジタル化のプロジェクトを伴走させていただく機会が増えてきました。
いよいよアナログをデジタルにという、「アナデジ」の話ではなく、
組織変革やデータ利活用、ビジネスモデル改革など「ビジネス変革」の方向に船が動き出したと感じています。
(船の例えが古いですね・・・😅)

DX推進は「専門部署」を作るべきか?についての私の見解は、
『専門部署』を作る!!がオススメです。

企業規模や現状のデジタル化のコンディションなどによって濃淡はあれど、プロジェクト組織からでも、設置することが重要です。

組織の作り方や役割などは、各企業によって異なる部分はありますが、
本来の目的であるDXの「X」への取組みは、兼務や片手間では実現は難しいですよね。
専門組織を作り、テクノロジーを活用したビジネス変革へ挑戦していく取組みは、早いにこしたことはないでしょう。

情シス部門とDX推進部門の違いについて

一概に一括りにする話ではないことを前提に、これまでのITの歴史から一般的な考え方を参考に考えてみますね。

これまでの多くの情報システム部門は「SoR(System of Records)」を軸に業務を遂行してきた経緯があります。
既存のシステムはSoR(System of Records)と言われ、組織内で正確にデータを管理・保管・記録することを前提に設計される考え方です。
従前のIT部門はSoRの考え方で堅牢なシステムを運用することが求められました。

この考え方に加えて、現在では重要となる考え方が2つあると言われています。
データ活用プロジェクトやユーザー体験価値を高めていく上では、
「SoE(System of Engagement)」
ユーザーとのエンゲージメントやインタラクションに重点を置いたシステムの考え方。
「SoI(System of Insight 」
データを解析し、洞察を提供することに特化したシステムの考え方。
「SoR、SoE、SoI」は、組織がデジタル変革を進める上での3つの主要な柱とも言えます。

要するに従来の「SoR」のだけの考え方だけでは、DX推進が難しく
課題の質や解決方法が大きく異なる為、
従来の延長組織でDXを推進していくには無理があるということですね。

だからと言って、情シス部門にDX推進ができないという話ではありません。

要するに、組織の役割をどのように定義するかというのが非常に大事になるということです。

SoRが確実で信頼性の高いデータの基盤を提供する一方、
SoEはそのデータを活用してユーザーエンゲージメントを高め、
SoIはデータからの洞察を得ることでビジネス価値を最大化していきます。

DX推進部署に求められる役割やスキルと、これまでの情シス部門に求められてきた役割やスキルが異なることが多い為、
DX推進には「専門部署」を設置して、役割と機能を定義する必要があるということです。

役割と定義だけではなく、必要となる考え方やスキルについても考えていきますね。

・ビジネス理解

情シス部門には、ビジネスプロセスの自動化に関する知識までは必要でしたが、業務ドメインについて深い理解までは必要なかったことかと思います。
各事業のビジネス理解も必要となってきます。

・データ分析

DX推進にはデータを理解し、適切に解釈し、ビジネスの課題を特定するスキルが求められます。
但し、これまで情シス部門では、その様な役割もなかったので機会はないことがほとんどなかったと思います。
ビジネス課題の特定と仮説立案力も必要となってきます。

・対象領域の拡充

システム運用保守、セキュリティ、社内インフラが主業務でしたが、
サービスの創出や顧客体験価値の向上、データマネジメントやデータ分析・解析へと領域が変わります。
既存の組織の延長での領域の拡充は、負担になってしまいます。

まとめ

さて、本日はDX推進は専門部署を作るかについて書いてみました。
2022年から本格的な第四次AIブームが到来しています。
AIを活用した、ビジネスへの実用化も進み出していますね。

これまでは世界のテックカンパニーだけが恩恵を受け続けてきましたが
テクノロジーが民主化していき、多くの企業で活用する選択肢が増えてきました。

DX推進に向けたワークショップも開催していますので、お気軽にご相談ください。

是非、皆さまの会社でもDX推進は専門部署を作るべきか!?について
議論してみてください。

それでは、本日もGOOD JOB!!