Microsoft Power Platformで業務改善!5つの主要サービスを徹底解説
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こんにちは。ワークスアイディの奥西です。
近年、業務アプリの開発やデータ分析、業務自動化などにおいて、ローコードツールは企業の業務改善に欠かせない存在となっています。
ワークスアイディでも「kintone開発支援」や「Microsoft Power Platform開発支援」に関するご相談が増えてきました。
こうしたローコード開発は、
超高速開発とは、業務アプリケーションの開発にかかる時間や工数を大幅に削減するための手法やツールを指します。
単なるツールの導入にとどまらず、従来のシステム開発が抱える課題を解決するアプローチとしても注目されています。
Microsoftが提供する「
5つの主要サービスの概要を一緒に学んでいきましょう。
「Microsoft Power Platform」5つの主要サービス
Microsoft Power Platformは、
データ分析、アプリ開発、業務自動化、ウェブサイト構築、そしてAIエージェントの作成を
ローコードで実現するための統合プラットフォームです。
ここからは、ワークスアイディでの実際の事例を交えて、各サービスの特徴を見ていきましょう。
①Microsoft Power BI
Power BIは、データの可視化と分析を行うツールで、ビジネスインテリジェンス(BI)を実現します。
企業内外の多様なデータソースから情報を収集・分析し、
意思決定者はリアルタイムでビジネスの状況を把握できるため、迅速な意思決定が可能になります。
【事例】
小売企業で、各店舗の売上データをPower BIで統合・分析し、地域ごとの販売傾向を可視化しました。
また、在庫管理の最適化や営業の販売戦略の効果測定をPower BIで分析できる環境を構築しました。
これにより、販売戦略の精度が向上し、機会損失の削減につながりました。
②Microsoft Power Apps
Power Appsは、ユーザーがローコードでカスタムアプリケーションを構築できるプラットフォームです。
これにより、特定の業務ニーズに合わせたアプリを迅速に作成できるため、
【事例】
製造業の企業で、生産計画アプリをPower Appsで開発しました。
これまでExcelで管理していた属人的な計画運用を見直し、業務の共有や分析をリアルタイムで行えるようになりました。
③Microsoft Power Automate
Power Automateは、定型的な業務プロセスを自動化するツールです。
手作業で発生していた
【事例】
情報システム部門で運用・保守業務を自動化するためにPower Automateを活用しました。
定型的な業務プロセスの自動化に伴い、担当者の負担が大幅に軽減 されました。
④Microsoft Power Pages
Power Pagesは、セキュアなビジネス向けウェブサイトをローコードで構築できるプラットフォームです。
WEBページから情報をインプットすることでデータ蓄積を行うことができます。
テンプレートもあり、
※Power PagesはPower Appsポータルの進化版であり、後継ツールです。
Power AppsポータルがPower AppsからPower Pagesとして生まれ変わって提供が開始されました。
⑤Microsoft Copilot Studio
Copilot Studioは、AIエージェントを作成・カスタマイズするためのプラットフォームです。
Copilotを活用している企業も少しづつ増えてきており、最近では、企業向けのCopilot活用研修も実施させて頂いております。
AIアプリケーションの利用は今後ますます広がっていきそうですね。
Power Platformと他のMicrosoft製品との親和性(Azure・Dynamics 365との連携)
Microsoft Power Platformの大きな強みの一つは、
いくつかメリットがあるのですが、伴走支援でよくある内容に絞ってご紹介します。
1. Microsoft Azureとの親和性
Azureとの連携により、Power Platformの機能をさらに拡張し、
企業の
・Azure AI & Machine Learningとの統合
Power BIでAzure Machine Learningの分析結果を可視化し、Power Automateと連携することで、
予測結果に基づいた自動アクションを実行可能です。
【活用例】
需要予測モデルを活用し、在庫が一定量を下回った際に自動で発注をかけるフローを構築
・Azure SQL Databaseとの統合
Power AppsやPower BIはAzure SQL Databaseとスムーズに連携し、
リアルタイムデータの可視化やアプリへの組み込みが可能です。
【活用例】
営業部門が顧客の最新の購買履歴をPower BIで分析し、その情報を基にPower Appsのアプリから適切な提案を行う
2. Microsoft Dynamics 365との親和性
Power Platformは、MicrosoftのERP・CRMソリューションであるDynamics 365とも高い親和性を持っています。
これにより、
・CRMデータの活用(Power BI × Dynamics 365)
Dynamics 365の顧客データをPower BIで分析し、営業・マーケティング戦略の最適化が可能です。
【活用例】
顧客の購買や行動データを分析し、最もコンバージョン率が高い施策を特定する
・カスタム業務アプリの構築(Power Apps × Dynamics 365)
既存のDynamics 365のデータを活用し、業務に特化したカスタムアプリをPower Appsで開発できます。
【活用例】
営業担当者が顧客との商談履歴をモバイルアプリで簡単に入力・確認できるアプリを作成することで、現場業務の効率化に貢献
まとめ
Microsoft Power Platformは、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する
優れた
各サービスを組み合わせて活用することで、業務の効率化や生産性向上、そして競争力の強化を図ることができます。
今後、企業のビジネスプロセスに「AI」を活用することが一般的になる中で、その基盤となるのが自社の「データ」です。
「AI」を効果的に活用するためには、
Power Platformを活用して、既存のシステムと連携してビジネスプロセスを高度化することでデータドリブンな経営を実現していきましょう!
是非、皆さまの会社でも「Microsoft Power Platform」の活用について議論してみてください。
本日もGOOD JOB!!
ワークスアイディは、「『働く』をデザインする」をコンセプトに、企業の課題解決をサポートします。
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