こんにちは。
ワークスアイディの奥西です。
2024年に突入しましたね。
令和も6年です!昭和99年とも言われ、変わり目の年になりそうです。
私の年末年始は「太鼓の達人」を遊びまくり、リズム感と反射神経が鍛えられたのでは・・と思っています。最近のゲームは20年前と異なり「デザイン」されており、ユーザー体験を重視した設計がされていて驚きです。
オンラインでコミュニティも構築されていますし、エコシステムというのかマルチプレイで友人や家族と一緒に楽しめます。ユーザーが積極的に参加し、感情を共有できる体験を提供することで、長期にわたって愛されるブランドになっていきますね。
AIで言語の壁も超えていけますので、もっともっとグローバルに日本のエンタメは進出していきそうです。
さて、本日は「アイディアを実装出来るデザインスプリント」について解説していきます。
デザインスプリントとは?
デザインスプリントは、新しいアイディアやサービスの価値を迅速に検証するプロセスです。
GV(旧Google Ventures)が開発したこの手法は、
特にスタートアップや新規事業の立ち上げに効果的と言われており、
5日間(40時間)という短期間でプロジェクトの方向性や改善点を決定し、アイディアを具体化していきます。
「デザイン思考」と「デザインスプリント」の違い
・デザイン思考
デザイン思考は、人間中心のアプローチを活用して問題を解決するプロセスです。
このアプローチでは、ユーザーのニーズと経験を深く理解し、
共感を基にしたイノベーションを促進します。
共感→問題定義→アイディア発想→プロトタイプ作成→テストの5つの段階で構成されています。
デザイン思考は探索的で柔軟性があり、問題解決のための広範な視点やアイディアを探求します。
具体的な成果を出すプロセスというより、問題解決のための思考の枠組みです。
・デザインスプリント
デザインスプリントは、特定の問題に対して集中的に取り組み、迅速にアイディアを検証し形にするプロセスです。
5日間の集中的なスプリントで、
問題理解→アイディア発散→意思決定→プロトタイプ作成→テスト
のフェーズがあります。
デザインスプリントは非常に構造化されており、短期間で具体的な成果を目指します。
時間制約の下で迅速にアイディアを試し、すぐにフィードバックを得ることが特徴です。
「スプリント」とは「短距離を全力で力走」という意味です。
デザインスプリントは、時間を制限してアイデアを集約して形にすることが特徴ということですね。
デザインスプリントのプロセス
1日目:理解
目的:プロジェクトの課題と範囲を明確に理解。
成果物:ユーザーインタビュー、競合調査、データ分析
2日目:発散
目的:アイディアの創出。共通認識や帰属意識の形成。
成果物:ブレストやクレイジー8などの手法を用いてアイディアを発散
3日目:決定
目的:検証するべきアイディアの取捨選択。最も実行可能なアイディアを選択。
成果物:情報整理、ワイヤーフレームで効果的な仮説の構築
4日目:プロトタイプ作成
目的:アイディアの具現化
成果物: プロトタイプを作成。
5日目:検証
目的:仮説の検証やプロトタイプを検証し、改善点を特定。
成果物: ユーザーテスト、結果分析、プロトタイプ改善
一連のプロセスによって明らかになった課題に基づいて、プロダクトやサービスをさらに改善することが出来ます。
デザインスプリントがもたらすメリット
- 短期間でアイディア検証することができる。
- 意思や評価の迅速な決定と、課題の可視化。
- 低コストかつ早い段階で軌道修正が可能。
- 全員が目標と方向性に対して共通認識を持つ。
- 制限された時間の中で集中的に作業することで、普段考えられないような創造的なアイディアが生まれやすい。
デザインスプリントは企業やチームが新しいアイディアや製品を、効果的かつ効率的に市場に投入し、成功に導く強力なツールということですね。
デザインスプリント失敗してしまうと効果が半減!?
デザインスプリントの概要やプロセスを理解し、いざ実践しようにも、時間を作ることが困難になるケースもよくあります。
途中、メンバーが欠けたり、全員が一緒に作業することが難しい場合は効果が半減することも……。
また、スプリント後は得られた成果を活かし、改善し続けるための活動が必要となるので、短期のイベント的な取組みだと効果が得られにくいと考えます。ファシリテートも技術の一つです。
いつもの会議の延長では発散も決定も、参加型にならず良い効果を得ることが出来ない場合もありますので、お気をつけください。
是非、効果ある取組みを実践されることがオススメですね。
まとめ
デザインスプリントは、迅速なアイディア検証と効率的なサービス開発を可能にする考え方です。
具体的にどんな時に使えそうか、考えてみました。
- 製品やサービスの企画
- 特定の問題に対する解決策
- 大規模投資前の実行可能性のテスト
- ユーザーニーズの理解
- チームのコラボレーション
「緊急」ではないが、「重要」なことに使えそうですね。
準備や進行・ファシリテーションと、ご支援しますので是非ご相談ください。
小さな成果を積み上げていく「文化」を一緒に作っていきましょう。
本日もGOOD JOB!!
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