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クラウドでビジネスを拡張!企業のクラウド活用例5つをご紹介

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こんにちは。
ワークスアイディの奥西です。

さて、本日は「クラウド」をテーマに皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

iCloudDropboxなど、個人の利用でもクラウド活用は多く使われ、
クラウドコンピューティングという用語が普及しましたが、
その定義や機能を正確に理解しているビジネスパーソンは意外と少ないかもしれません。

今回は、クラウドの簡単な解説とメリット・デメリット。
そして、クラウドを導入した企業はどのように利用しているのかをお伝えします。

クラウドコンピューティングの誕生について

2006年AmazonがAmazon Web Services(AWS)を立ち上げ、
クラウドサービスを商用として提供開始しました。

これがクラウドコンピューティング市場の急速な拡大のきっかけとなります。
今ではAmazonにとってAWSは主要なビジネスの一つとなっています。

2010年代に入ると、MicrosoftのAzure、GoogleのGoogle Cloud Platformなど
多くの大手テック企業がクラウドサービス市場に参入しました。

 

今ではクラウドコンピューティングはAI(人工知能)、機械学習、エッジコンピューティングといった技術にも多く使われています。

更にIoT(Internet of Things)デバイスからの大量のデータを効率的に処理する基盤として、さらに進化を遂げていきました。
2006年の誕生から10年経過した2016年辺りから、一般にも普及してクラウドが当たり前の状態になっていますよね。

クラウドコンピューティングはこれらの歴史的な発展を経て、現代のデジタル経済において中心的な役割を担う技術となっています。

クラウド技術とは

クラウド技術とはインターネットを介してサーバー、ストレージ、データベース、ソフトウェアなどのコンピューターリソースをオンデマンドで提供する技術です。

これまではオンプレミスと言われる、物理環境を自社で用意したかと思いますが、クラウドを活用すれば物理を購入することなく、インターネットさえあればインフラ環境ができます
それも、従来では自社で到底開発できないサービスを、誰もが受けることができる画期的なサービスです。

クラウドのメリット

メリットをまとめるには数がありすぎて困りますが、まずは基礎編として、クラウド活用のメリットを3つご紹介します。

1.「時間」と「コスト」効率の向上

クラウドの最大のメリットの一つは、コスト効率の良さです。

例えば、ある中堅企業が新しいプロジェクトのために必要なITインフラを構築しようとします。
通常、サーバーやストレージの購入、設置、維持に多大な初期投資が必要になりますし、構築までに時間がかかります。

しかし、クラウドサービスを利用すれば、必要なリソースを必要な分だけレンタルすることが出来るので大幅なコスト削減が可能となり、資金を他の事業拡大に回すことができます。
また、その日の内にITインフラの構築を行うことができるという導入の速さも特徴です。

2.柔軟性とスケーラビリティ

クラウドの柔軟性とスケーラビリティは最大のメリットです。

例えば、eコマース企業が年末の大規模セールを行うとします。
年末にユーザーが増加し、トラフィックが急増することが予想されますが、
クラウドサービスを利用すれば、リソースを一時的に増やし、ピークが過ぎれば元に戻すことが出来ます。

これにより、過剰なオンプレでの投資を回避し、
顧客体験を犠牲にすることなく需要の変動に柔軟に対応することが可能です。

3.イノベーションと市場への迅速な対応

クラウドは企業が市場の変動に迅速に対応し、継続的なイノベーションを推進するための強力なツールです。

スタートアップが新しいアイデアを試す場合、クラウド上で迅速にプロトタイピングを行い、
効果が見込めるものをすぐにスケールアップすることができます。

これにより、従来の開発サイクルよりも速く、より少ないリスクで市場に新しい製品やサービスを投入することが可能になります。

新規ビジネスだけではなく、これまでの既存事業にもクラウドを活用することにより
サービスや仕組みも含め、顧客価値創造に貢献することができる心強い道具です。

クラウドのデメリット

正直メリットの方が多いというのが私の見解ですが、
実際にクラウド活用の支援をする中で、オンプレミス(自社運用)環境と比較した時にいくつかデメリットも感じます。

1.依存度の高さ

クラウドサービスに全面的に依存することは、サービス提供者に技術的な問題が発生した場合、
サービスが提供できなくなり、ビジネスの継続に大きなリスクをもたらすことが考えられます。

オンプレでも同じリスクはありますが、いずれにしても依存度が高くなることによるリスクはあるかと考えます。

2.コスト管理の難しさ

クラウドサービスは使用したリソースに応じて課金されるため、使用が増えれば増えるほどコストも増加します。

予想外のトラフィックの増加やリソースの使用増加が発生した場合、
予め上限など設定はできますが、予算を超える費用が発生するケースがあります。

これに対して、オンプレミスでは初期投資は高いものの、運用に関するコストは比較的安定しています。

3.データの移行と統合(データ基盤構築)の課題

ワークスアイディでもクラウドでデータ基盤を構築するケースがよくあります。

異なるクラウドサービスやオンプレミスと、
クラウドの間でのデータやアプリケーション利用の為の基盤構築(統合・移行)には
技術的なハードルが発生する場合があり、時間とコストがかかります。

それでも、データ基盤を構築することでクラウドの便益を受けやすくなっていきます。

オンプレミスとクラウドの違いと特徴まとめ(クリックで拡大)

オンプレミスとクラウドの違いと特徴

▼さらに詳しいメリット&デメリット、おすすめクラウドサービスはこちら

一般企業はクラウドをどの様に利用しているのか?

1.データストレージとバックアップ

クラウドを利用して、大量のデータを保存し、管理することは一般的な利用方法です。
データのバックアップと災害復旧の目的でクラウドストレージが利用されることも多く、
企業はデータ損失のリスクを減らすことができます。

2.アプリケーションホスティング

多くの企業が社内利用や顧客向けのアプリケーションをクラウド上でホストしています。
これにより、アプリケーションの共有、更新、メンテナンスが容易になり、ユーザー体験の向上が期待できます。

BtoBサービスの会社でもサプライチェーン含めパートナー企業と連携し、クラウドを活用してサービス品質の向上二度手間を削減しています。

例えば、外出先からリアルタイムで商談履歴をモバイルアプリから更新でき、社内に戻って更新するという手間を削減できます。

3.ビジネスアプリケーション

CRM、ERP、HR管理などのビジネスアプリケーションをクラウド上で運用することが今では一般的です。
クラウドベースのソリューションはバージョンアップが容易で、アクセスが便利なため利用が増え続けています。

最近ではローコードツールを使ってクラウドと連携したシステムを開発する機会が増加しています。

4.データ分析とビッグデータ

クラウドは大規模なデータセットの収集、格納、分析を容易にするため、データドリブンの意思決定を支援します。
企業はクラウドの強力な計算能力を利用して、ビッグデータを活用し、探索と深い洞察の情報を得ることができます。

5.人工知能と機械学習

AIと機械学習モデルの開発とデプロイ(構築)を支援するためのツールとサービスを提供します。
企業は顧客サービスを自動化したり、社内の内部プロセスを最適化したりするための高度な機能を実装することができます。

これらの利用目的は、企業が自社の運営効率を高め、市場での競争力を保つための重要な手段となっています。

まとめ

デジタルトランスフォーメーションは企業にとって避けて通ることのできない道です。

クラウド技術はその核となる存在であり、今後も技術の進化に伴い、
さらに多様なビジネスモデルとチャンスを提供する為の基盤になりますね。

持続可能な成長を追求する企業にとって、
クラウドはただのツールではなく戦略的な「投資対象」です。

「クラウド」と「AI」はこれからの企業活動を支える重要な技術ですね。

是非、皆さまの会社でも「クラウド」について議論してみてください。
「クラウド勉強会」を様々な企業で行っていますので、ご興味ある方はご相談ください。

本日もGOOD JOB!!

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