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ショートコラム

なぜ、ホウレンソウの中の「相談」にこだわるのか!?

仕事 ビジネスデザイン 奥西新聞

本日は「ホウレンソウの相談」をテーマにワークスアイディの奥西がお届けします。

「報告・連絡・相談」の重要性

社会人として働き始めると、皆さまも必ず聞いたことがある
ホウレンソウ」がありますよね。

「報告・連絡・相談」の重要性を新卒研修で私も教えられました。
重要性は理解できるのですが、では、ホウレンソウに値するラインについては、誰も教えてくれる人がいないですよね。

ここが絶妙な、さじ加減でケースバイケースでもある事が、ホウレンソウ問題の「問い」ではないかと思うんです。
このさじ加減は、仕事振りや普段の会話から個々に最適化されてラインが出来上がっていないでしょうか。

私の場合は最初はホウレンソウを、極端に丁寧にやります。
それいる!?という話まで敢えて何度かする事があります。

めんどくさい奴なんです。

一定の信頼関係が出来ると、「相談」を全ての中心として
その中で「報告」と「連絡」を組み込んでいくスタイルでやっています。

あくまでも参考までのスタイルです(^^;

「相談」が重要である理由

私の実体験から「ホウレンソウ」の中でも、私は「ソウ(相談)」が一番重要と若手ビジネスパーソンには伝えています。
なぜならば、「報告」と「連絡」は過去~現在で既に発生している事実についての内容です。

すなわち、変える事が出来ない事実です。

「報告」と「連絡」は正しく情報を伝えるという意味で、
「ファクト(事実)」と「オピニオン(意見)」を混同させないことが重要ですよね。

正確に正しく伝えればOKです!

そして、「相談」は現在~未来への内容です。
すなわち、変える事が出来る事実です。

既に発生したことではなく、これからの展開を動かすことが出来る為、「相談」にこそ社内のコミュニケーションで一番重要と考えているんです。

勿論、自身の考えがなく、「どうしたら良いですか!?」とだけ責任を押し付ける相談は論外ですよね。
人でしか出来ない最大の特徴である「考える」という事を放棄してはいけません。

考えた上での、アイディアや設計に漏れや不足がないか、その他、考えられる視点がないか確認をする事。
それが「相談」です。

意見が違っても良いんです。なぜその様に考えたのかがあればGOODです。
その相談の結果、更に得られた知識は、次への相談のアップデートに繋がります。

相談の量は、仕事の質が格段に増していきます。
何よりも自分に自信を付ける事が出来るんですよね。

勿論、全くもってアイディアすら浮かばない事もあるでしょう。
それならば調べてみて参考となりそうな事だけでもキャッチアップすれば、まずはOKです。

上司であっても「ホウレンソウ」は重要な仕事

もう一つ、私の考えで「ホウレンソウ」は、部下だけの仕事ではないというのが持論です。

メンバーから相談を受けた時に、上司もアイディアが浮かばない事だってあるんです。それが原因にも拘らず、「自分で考えて」「どうしたいの?」というコミュニケーションをしているケースはないですか。

中には、手ぶらで来るのではなく、まずは自分の意見や考えを持って来て、という思いから、上記の様なコミュニケーションになっているのかも知れませんが……。

皆さまの会社でもこのパターンありますかね。
そもそもお互いが分からない事が何なのかを整理して、解決に向けて必要な情報を得る為のプロセスを、一緒に考える事で一歩、前進すれば良しですよね。

定例会議ではなくオープンなコミュニケーションを

私は定例の会議などを設けて、報告や相談の場を作らないんです。
昔は定例会議を設けてやっていた時期もありましたが廃止しました。

組織の状態や役割機能によるので、定例会議の善し悪しはあると思います。

現時点で会議をやらない理由は、会議は週1回1時間とかかも知れませんが、
企画や課題、提案などの事業活動は常に動いているからです。

その代わりとなっているか分かりませんが、コミュニケーションはオープンにしています。
正直、まだここは課題がありますが・・・。

定例会議は設けてないですが、必要に応じての打合せは喜んでやります。

「会議の場」ではなく「普段の会話」の中でホウレンソウを含めたコミュニケーションが行われている事が理想ですよね。

皆さんの職場でも「報告や連絡」だけの人や「相談」が多い人など特徴がありませんか。
是非、一緒に働く皆さまと「報告・連絡・相談」のラインについて話合ってみてください!