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音声AIで何ができる?3つの機能と3つのビジネスでの活用法をご紹介

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こんにちは。
ワークスアイディの奥西です。

前回までのテキストAI画像AIに続き、今回は「音声AI」について書いてみます。

AIの進化により、様々な分野でAIが活用されています。
皆さんが利用しているSaaSの機能にも、AIが追加されているケースも増えていますよね。

GPTなど含めた「生成AI」の普及はテキストベースから始まりました。
テキストで有益な対話ができることで、世界中で生成AIの利用が爆発しましたね。

現在はGPT4-oをはじめ、
テキストや画像、動画など複数の種類のデータを一度に処理できる「マルチモーダル」のAIが増え、
テキストベースでの対話から、画像や音声ベースへの対話へと拡がっています。
今後は、テキストより音声が主流になりそうな予感がしますね。

本日は、具体的な3つの業務に音声AIを使うとどう変化するのか?
実際の活用事例も踏まえながら、一緒に考えていきましょう。

音声技術の進化

1980年代の初期の音声合成技術は、音声の品質が低く、
ロボットのような不自然な音声が実現したレベルでした。

そこから、1990年代にはカーナビで音声ガイダンスが使われるようになったり、
2000年代には歌声音声合成技術・初音ミクの発売などで、
音声合成が一般的に広く知られ、また技術が格段に飛躍しました。

2010年代には、AppleのSiri、GoogleのGoogle Assistant、AmazonのAlexaなど
音声アシスタントが身近な存在になりました。
私も、音声アシスタントにアプリでスキルを身につけさせて、
音声で家電製品を起動したり、テレビの番組を変えたりと愛用しています。

2020年代に突入してからはGPUの精度も上がり、更にAI技術が加速し、
音声認識と自然言語処理、多言語対応で革命的な進化を遂げました。

身近なものでいうと、自動応答システムやチャットに音声AIを組み込んで
コールセンター対応をAIが代替してくれていたりします。

音声の分野は、今後多くの産業で使われていくことが想像できますね。

音声AIの3つの機能

1. 音声合成

音声合成とは、テキストデータを音声データに変換する技術です。
今ではテキストなしで、音声だけで自立して会話もしてくれます。

これにより、企業はナレーション付きのビデオコンテンツを簡単に作成したり、
カスタマーサービスでの自動応答システムを構築することができます。

最近では、ニュースサイトで記事を読み上げる音声AIがありますね。
アナウンサーやタレントさんに変わってAIが代替してくれています。

24時間最新のニュースを放送できますね。
テレビショッピングもAIと人のハイブリッドになるんでしょうか……?

2. 楽曲生成

音声生成AIは楽曲の生成にも使われています。
ただ、著作権侵害など様々な課題がニュースになっていますね……。

今ではビジネスの中でも、色んなところで音楽が使われています。
特定のテーマやムードに合わせた楽曲を自動生成することで、
ブランドイメージに合った音楽を、簡単に低コストで作成することができます。

昭和の時によくあった社歌ですが、
令和版にアップデートして社歌を作る企業も出てきそうです。
音楽を通じてチームが一丸となるのも企業の魅力の一つになりそうですね。
実は、私がチャレンジしてみたいことの一つです。

3. 効果音の生成

効果音の生成も音声生成AIの一部です。

ゲームやアプリケーション開発において、必要な効果音を迅速に生成することが可能です。
業務で活用するシステムにも、画面に合わせて効果音が出てくると何かテンション上がりそうですね。
※システム開発の支援の中で検討してみたいと思います。

 

業務に音声AIを活かす

1. 営業業務での活用

営業担当者は顧客とのコミュニケーションが重要な仕事ですね。
商談内容の議事録・内容の要約で音声AIを使うのも一般的になりました。

ワークスアイディでも営業活動に活用するFront Agentという音声AIを提供しています。
入力業務がなくなり、会話に注力できるので優れものです。

音声AIの技術で議事録作成だけではなく、営業プレゼンのナレーションをAIで作成することも可能です。
分かりやすく説明するために動画にして、ナレーションをAIにお願いするパターンです。

また、新人営業担当者向けのトレーニング教材を音声AIで作成することで、
リアルなシナリオに基づいた研修が可能になります。

営業現場での対応力向上に音声AIは活躍します。

2. クリエイターのサポート

映像やアニメーション制作において、
ナレーションが必要な場面ではこれまで声優さんが声を入れていました。

全てを音声AIとまではいかないでしょうが、
AI活用することで、異なる声質やアクセントのバリエーションを簡単に取り入れることができます。

音声生成AIにスクリプトを読み上げさせることで、
聞き取りやすさやリズムをチェックすることができます。

これにより、より自然な会話を実現し、視聴者にとって魅力的なコンテンツを製作することができそうです。

著名人の声を活用してAIで再現する広告も増えそうですね。
実際に出演することがない為、費用も抑えられるメリットもありそうです。

3. 製造現場と建築現場での導入

製造業や建築業でも、音声生成AIは革新的な変化をもたらします。
パソコンの前で作業をしていない方向けにも音声は拡がりをみせそうです。

例えば、製造ラインや建築現場での作業指示を音声生成AIにより自動化することで、
現場スタッフが手を使わずに指示を受け取ることができます。

また、マニュアルをスマートグラスと音声でAIが指示をすることで
新人の方でも対応ができ、安全性と作業効率がアップします。

他にも、作業中の問題点や改善点を、
音声生成AIがリアルタイムでフィードバックすることで、現場での即時対応や即時改善が可能になります。

特に、複雑な機械の操作手順などを音声で説明することで、理解が深まります。

音声AIがリモートでの運用もサポートしてくれるので
人手不足な業界には大きな影響をもたらせてくれそうですね。

まとめ

  • カスタマーサポートでの自動応答
  • 営業活動をサポートしてくれる
  • ゲームや楽曲製作をサポート
  • 製造や建築現場作業をサポート
  • eラーニングや動画コンテンツのサポート

ざっと上げただけでも、様々な分野で音声AIが仕事をアシストしてくれますね。
音声生成AIを活用することで、ビジネスの各分野において効率化と品質向上が期待できます。

AIと会話しながら意思決定を行う日も近いかもしれません。

音声AIが、誰のどんな仕事をサポートしてくれるのか?
ここを明確に理解するだけでも、音声AI活用に一歩前進していくと考えます。

ぜひ、これらのポイントを参考に
社内で「音声AIの活用について」議論してみてください。

また、AI関連のウェビナーを2024年7月30日に開催いたします!
生成AIに特化したスタートアップ企業「neoAI」の千葉 駿介氏をゲストに、
AIのこれからや、ビジネスでの活用法などについてお話しますので、是非ご参加ください!

本日もGOOD JOB!!

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