期待と不安が交錯した RPA”デジタルレイバー”の採用
まず、私たち EC 事業部の使命(ミッション)は、八天堂の商品をより多くのお客様に知っていただき、
また大切な人への贈り物、お世話になった方への御礼や自分へのご褒美など、あらゆるシーンで八天堂を思い出していただき、お客様の元へたくさんの笑顔をお届けすることです。
EC 事業部で管理・運営している「八天堂オンラインショップ」は「24 時間いつでも簡単に注文ができて便利」とお客様から大変喜んでいただいています。
しかし事業部内では、季節限定商品の販売やキャンペーン企画の実施などによって、
そんな中、社内で EC 事業部の現状の課題・今後の展開について検討する会議で、RPA(デジタルレイバー)を活用するのはどうかと議題にあがりました。
RPAについて勉強していくうちに、これを活用したら業務負担をかなり軽減できるかも知れない!という期待感と共に、私たちに本当に活用できるのか、という不安が出てきました。
導入背景
- ECサイトの注文受付~工場発注までの作業負担が大きい
- 季節要因や施策に伴う業務ボリュームの変動を改善し、企画業務へシフトしたい
「人」は「人」らしく働く
デジタルレイバー採用後の変化
RPAツール選定の決め手は、費用も
社内で
最初に作ったロボットは汎用的に使えるように作成したため、2 台目、3 台目のロボットは 1 台目をコピーして少し修正し、カスタマイズを加えることで完成しました。
担当者がお昼休みの間にも働くロボット、その名も「RuPAn」と名付けました!
働きやすい環境をこちらが与えておけば、教えた通りのルール・手順で作業を行ってくれて本当に助かっています。
これからも発展・成長し続けるために
RuPAnの採用後の状況を全社でお披露目する機会があり、初めて RPA を知る人にも分かりやすい動画を作成してルパンが働く姿を見てもらいました。
現在では、社内の反響は大きく、別の部署でも採用したいと依頼が来ている状況ですが、「まずは業務の可視化・手順などの整理から始めましょう」と伝えています。
必ずここまでにロボットを完成させたいという明確な目標があったことも、結果として良い方向に進んだのかなと感じています。未来の会社の発展のために必要な時間と考え、ロボット開発の担当者の時間を作ってあげることがとても重要だと感じました。
業務をなるべく誰がやってもできるようなルールに落とし込み、これからもロボット開発を進めて、「RuPAn」に任せられる業務の範囲を広げていきたいです。
そして、これまで以上にお客様に喜んでいただける新しい商品開発の企画や、もっと多くの人に知ってもらうための営業活動、これからの八天堂の成長のために時間をより多く使っていきたいと考えています。
導入後の効果
- 受注データを会計システムへ転記する作業を自動化し、処理時間が 3 分の1 に短縮。
- 緊張するPC業務から離れ、メンバーとコミュニケーションをとる時間を確保することができるようになった。
【株式会社 八天堂】
昭和 8 年「甘くておいしい和菓子を通じて、少しでも周りの人たちを元気づけたい」という想いから創業された株式会社八天堂。
”おいしさ”と”品質”を追求し、徹底的に手作業にこだわって作られている「くりーむパン」は、同社の主力商品。