こんにちは。ワークスアイディの奥西です。
2024年2月20日Adobe「Acrobat」にAIアシスタント(ベータ版)が発表されましたね。
長文PDFを速やかに要約、ドキュメントの内容に関する質問に回答してくれるみたいです。
デジタルドキュメントの活用方法がまた拡がりますね。
ドキュメントのナレッジを活かせるチャンスです。
昨年からワークスアイディでもAzure OpenAI や対話型AI「Kore.ai」で
企業価値・顧客体験価値の創造に向けて伴走しております。
「生成AIを仕事のミカタ」にしていきたいと、ご相談も増えています。
このAIブームに乗っかっていきましょう。
さて本日は「なぜ、アイディアが採用されないのか」。
この「問い」について一緒に考えていきましょう。
なぜ、アイディアが採用されないのか。
なぜ、アイディアが絵空事として空中で散ってしまうのか。
多くのビジネスパーソンは、日々の業務に追われており、
新しいアイディアを深く探求・探索するための十分な時間やリソースがなく、
アイディアの質が低いこともしばしばあります。
質が低ければ採用されないのは当然ですが、
それに加えて、以下の3つパターンがあると考えられます。
アイディアが採用されない3つのパターン
①客観的な評価がない。
アイディアを企画・提案しても、実現できる可能性を
詳細に、 客観的に評価するステップがない ことが問題ではないかと思います。
誰も正解が分からないからこそ、スルーされていないか。
②表面的で熱量がない。
一部のビジネスパーソンは、知識人としての自分のイメージを良くしたいといった理由で
ジャストアイディア、又は評論的な提案することがあります。
場当たり的な知識・評論になり、深く考えられていないので見込みが低い場合が多いです。
③チャレンジしない企業文化。
新しいチャレンジには当然リスクも伴います。
会社によってチャレンジを許容できる範囲があることを前提としても、
挑戦する文化がないと、リスクを取らない「安全」な選択を好む問題です。
ビジネスの世界では、常に新しいアイディアが求められている割には
多くのアイディアが提案されても、実際に採用されるものはほんの一握りです。
アイディアを評価することが出来ないことも理由で、決断ができずに現状維持するケースもありますよね。
アイディアを多角的に検証する理由
アイディアを実現するためには、ただ革新的であるだけでは不十分です。
そのアイディアが、 ビジネスで機能するかどうか を検証する必要があります。
多角的に検証するには、ターゲットユーザーのニーズや課題、リサーチ、ユーザー探しなどが必要です。
このプロセスを通じて、アイディアの強化や改善点が明らかになり、
実現可能で価値のあるものへとアップデートさせていくことが重要です。
アイディアを客観的に評価するための8つのポイント
現時点での私の経験の範囲から必要と思う評価ではありますが、8つご紹介します。
①ユーザー課題の特定
提案されたアイディアで解決しようとしている課題を明確にします。
この課題は実際に存在するものなのか? そして、それは重要な問題なのか?
②リサーチ
ユーザー中心のアプローチから課題の背景となる原因をリサーチします。
またアイディアに関連する市場や技術、競合他社についても調査します。
このアイディアが新規性があるのか、
または改善の余地がある既存の解決策を提供しているかを評価します。
③ワンメッセージで表現
アイディアの核心を簡潔に表現できるか。
これは、アイディアの明確性と伝達の容易さを確認するためです。
「一言で言うと?」を考え抜きます。
④インタビュー
潜在的なユーザーや関係者にインタビューを実施し、
アイディアに対する外部の視点を獲得していきます。
外部からの視点は非常に重要です。
⑤ユーザーを探す
アイディアが解決しようとしている問題を、実際に抱えている人を特定します。
これらの人や会社がアイディアの最初のユーザーとなり得るのか?を考えます。
⑥特徴を作る
アイディアを際立たせる独自の特徴や一貫性は何なのか。
他の方法でも解決できそうなことと比較して、このアイディアが優れている点はどこにあるのかを突き詰めます。
⑦初期ユーザーを獲得する
最初の数ユーザーをどのようにして獲得するか。
プロトタイプのコラムで書いた内容がまさにここに当てはまると考えます。
⑧プレゼンしてフィードバックを受ける
アイディアを関係者にプレゼンテーションし、フィードバックを受けます。
これにより、アイディアをさらに洗練させ、実装の計画を立てるための貴重な洞察が得られます。
客観的な評価があることで、多くの人達のアイディアが実現することで
一つでも多くのイノベーションが生まれると嬉しいです。
熱狂できるか
そして何より最後は熱狂ですね。
ここまで書いておいて最後に「熱狂」。それはないよと思いますよね。
書いている私が一番思っています。
これまで、熱狂できることからイノベーションは生まれています。
アイディアに対する熱意は、その成功の重要な要素ですね。
情熱があれば一緒に働いているメンバーも、
その熱を共有し伝播していく可能性が高くなります。
まとめ
アイディアを現実化する過程は困難かもしれません。
しかし、その過程が成長と学びの機会をたくさん提供してくれます。
是非みなさまの職場でも
熱狂できるアイディアを一緒に働くメンバーと共有してみてください。
それでは本日もGOOD JOB!!
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